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1月のモモと次回の本のお知らせ

 投稿者:きなこ  投稿日:2019年 2月 1日(金)21時57分29秒
  今更ですが、あけましておめでとうございます。
1月はインフルになりまして、あっという間に過ぎ去ってしまいました。
もう2月…ここから仕切り直したいと思います。

1月のテーマは「太陽の木の枝」でした。
全体的に自然の描写が細やかだな~と感じながら読みました。
「月はなぜふとったりやせたりするのか」の中だと
「いちばんあじのいいのは、空へのぼるころのばらいろの月でした。水けもあまみもたっぷりしています。いまにも死にそうに青ざめ、やっときいろく光っている月は、あまりおいしいものではありません。すっぱいうえに、石がじゃりじゃり口にあたって、いちいちはきださなくてはなりません」
この文章がとても素敵。食べたこともないのに、月をみると味を想像してしまいます。

先に出てくる、きいろくてとろりとしたとうもろこしのスープといい、とても食欲が刺激されるお話で一番気に入りました。
延々と太り続ける月と、永遠に満たされないお腹…最後の終わり方も好きです。

太陽と月、森や生き物などの自然は、今も昔も変わらずそこにあるものですが
今の生活の中では、それをじっくりと見つめて、そこから想像を膨らませることは難しいことですね。
昔話特有の?テンポのある文体で、これは誰かに読んでもらいたい、もしくは読んであげたい本だという話にもなりました。
そこで次回も短いお話が色々入った・・・
2月26日(火)「お話を運んだ馬」I.B.シンガー作 工藤幸雄訳 岩波少年文庫 に決まりました。

また次回の本の感想も楽しみにしています。


 
 

太陽の木の枝

 投稿者:YOH  投稿日:2019年 1月29日(火)00時01分8秒
  太陽の木の枝 ジプシーのむかしばなし/フィツォフスキ再話/内田莉莎子訳/福音館書店


ジプシーの昔話はグリムや各国の民話に似てるところもあるけど、ちょっと独特ですね。
魔女や悪魔も出てくるけれど、ジプシーの中には魔法を解く鍵を知っているものがちょくちょく登場します。
私はジプシーといったら占い師を思い浮かべてしまいますが、どこか秘密めいたイメージがあります。
とても頻繁に魔法のアイテムとして登場するのが髪の毛というのも独特ですね。
またダラダラと長くなりましたが、各話の感想書きました。


「太陽のおかあさん」
最後はちょっと天の岩戸みたいですね。

「月はなぜふとったりやせたりするか」
年よりのひもじいジプシーには罰が重すぎるのでは?なんて気の毒に思ってしまいました。
この手の話によくあるパターンは金持ちのくせにケチで食べ物を恵んでやらない悪人ですよね。

「インゲン豆のきらいなアンドルシ」
インゲン豆はアンドルシにとって恐怖の幼児体験の記憶なのかな。

「太陽の木の枝」
かた目のハンディがかえって幸いだったというより若者の考え方が前向きだから運が開けたんでしょうね。

「バラの花とバイオリンひき」
音楽が魔法を解くなんて素敵!

「なんでも見える鏡」は絵本になってる話ですね。
銀色のさかなのウロコ
ワシの子の羽
アリの王さまの毛
困った時に使うアイテムはジプシーのどんな窮地を救うのだろう?と思っていると、王女とのかくれんぼ!
美しい王女に一目惚れするジプシーに対して、王女の心の動きは苦労して1回2回と探し回り気になり出したところに3回めにどう探してもジプシーが見つからないとなった時に湧き上がる切ない恋心。
「姿を探す」という行為は恋愛感情を引き起こすのかもしれないなぁなどと野暮なことを考えてしまいました。

「漁師とウルマとチャラーナ」
見てはいけない約束といえば正体を見られたくない話が多いですが、妻の正体は最初から魔女だとわかっているところは違いますね。
魔鳥の力が尽きるシーンは朝日に照らされて海に落ちていく魔鳥が見えるようでした。

「ジプシーとあかいヘビ」
やっぱり兄の方が悪者設定なのね。
なぜなんでしょうね?

「白いシカ」
リカのいいなずけのディモのお母さんは何者?

「十二頭の馬とうき島のむすめ」
馬に変えられた12人の兄たちと美しい一人の妹。
兄たちの魔法は妹が解くんじゃなくて、旅人のジプシーが解くんだなと思って読んだけど、よく見たら魔法を解く鍵は妹の涙でした。

「ジプシーと九羽のカラス」
これも魔法でカラスに変えられた8人の兄と末の妹。
魔法を解くのはジプシーのむすこ。

「きりの国の王女」
金髪の人たちは霧の国の王女の子孫?

「ひつじかいのバクレングロ」
物語として面白い話でした。

「雨ごいの名人」
何処のキツネも悪賢く描かれるんですね。

「七人の兄弟と悪魔」
悪魔との約束を破って結婚をした妹には金銀を食べ尽くすヤギが生まれて、その後に生まれた妹がヤギの姿の兄の魔法を解く。

「魔法の小鳥」
ジプシーの宝物とは旅をすること、なのか。

「すてられた子どもたち」
ヘンゼルとグレーテルみたいな導入部。
三つの宝は魔法の絨毯ならぬ魔法の布、いのちの水、見たいものがうつせる魔法の鏡。
どこでも行ける魔法の布よりも馬車に乗って旅をする方が幸せっていうのがやっぱりジプシーの価値観なんですね。

「悪魔をだましたジプシー」
影法師で悪魔をだましたジプシーの話。

「太陽の王の三本の金髪」
グリムの『怪鳥グライフ』みたいな話だなぁと思って調べたら、グリムに『三本の金髪を持った悪魔』という殆ど同じ話があったんですね。

「魔法の箱」
魔法の箱とは美しい音楽を奏でるバイオリンの誕生でした。

「ヒキガエルとまずしいやもめ」
娘が三人とも悪者で最後にお母さんが若返ってヒキガエルと一緒に旅に出るというラストがまた独特。
 

あけまして

 投稿者:小籠包  投稿日:2019年 1月27日(日)10時25分57秒
  おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
で、いきなりですが、仕事のため1月のモモお休みします。2月も難しそうです(;_;)

太陽の木の枝、読みました。あとがきには、他では見られない物語が多いとありましたが、やっぱり昔話は昔話、共通点も多いなと思いました。登場人物が王様やお姫様だったり、魔法や宝物が出てきたり。ただ特徴的なのは、ジプシーの若者が得をすることが多い点でしょうか。当然ですよね。ジプシーたちが語り継いできた物語ですから。自分たちの民族に対する誇りが感じられました。
日本にはなじみがないけれど、ヨーロッパでは多分みんな古くからジプシーの存在を知っていたんでしょうね。向こうの物語にはちらちらと、よく登場します。子供のころ、幌馬車に乗って、旅を住みかとする人々って、とても夢があって憧れました。自分もそうやって世界中を旅して暮らしてみたいな、と。大人になった今は、安全で温かい家の中にゆったり眠れるのが幸せで、とてもそんな真似をしたいとは思いませんが。

YOHさん、「3日とろろ」も「4日とろろ」も初耳です。東日本の風習なんですかね。
お父様の言葉からお姉さまのブログが表れて…なんだか一家だんらんのお正月で、素敵ですね。
 

4日とろろ

 投稿者:YOH  投稿日:2019年 1月 3日(木)17時58分12秒
  30年ぶりに同居をしている父が1/4の朝はとろろにしてくれと言うので、単にとろろが食べたいのかな?と思ったら、『4日とろろ』だからと当然のように言うのです。
え?そんな風習あったっけ?
と、全く記憶にない私がネット検索すると『3日とろろ』が普通なんですね。
でも1/4とろろで検索したら『4日とろろ』の記述があって、あった~!と見てみたら、なんと!亡くなった次姉が2012年に書いたブログでした。
長姉に聞いてみたら、我が家は昔からそうだよと言うので、私だけが認識していなかった我が家の風習でした。
でも、我が家だけの風習なのか?と、よく調べてみると、我が家の故郷仙台のあたりは4日とろろのようです。
亡くなった姉が家族の会話に参加してきたみたいな気分でした。
 

御伽草子

 投稿者:小籠包  投稿日:2018年12月26日(水)19時25分8秒
  こんにちは。

御伽草子の中では、「かちかち山」が一番印象に残ったね、というのが共通の感想でした。で、かちかち山の絵本を読んでいただき、舌切り雀を素語りで語っていただき、昔話の世界に浸りました。かちかち山のたぬきが、物語の前半ではばあさまをだます悪知恵を発揮するのに、後半ではウサギにやすやすとだまされ続けるのは、ウサギがぴちぴちの美少女で、タヌキが骨抜きになってしまったーという太宰の話は、なるほどですね。

さて次回は「太陽の木の枝」ジプシー民話 福音館書店  です。
1月29日(火)、第5週なので皆様おまちがえのないように。
 

お伽草紙

 投稿者:YOH  投稿日:2018年12月25日(火)16時49分14秒
  新潮文庫版のお伽草紙を読みました。
お伽草紙の『瘤取り』『浦島さん』『カチカチ山』『舌切雀』の他に
聊斎志異から『清貧譚』『竹青』
また新釈諸国噺、盲人独笑などが収録されていました。

『清貧譚』と『竹青』を読んで聊斎志異を読んでみようかなという気持ちになりました。
岩波少年文庫あたりならすぐ読めそう。

お伽草紙の中ではカチカチ山を面白く読みました。
太宰治のカチカチ山解釈を読んでいると、カチカチ山をベースに妖しげな幻想文学が生み出されそうな気がしてきました。

父の具合が良くないので、そろそろパートの仕事も辞めなければならないかなと思っています。
年明けたらすぐに97歳になる父は骨と皮だけの痩せた身体ですが頭脳だけは明晰なので、なんとなく大地の子エイラの長老まじない師クレブみたいです。
来年はもっと参加出来るようになると良いなと思っています。
皆様良いお年をお迎えください。
 

がらがらどん

 投稿者:小籠包  投稿日:2018年12月17日(月)08時22分42秒
  こんにちは。
先日、子供の習い事の関係で絵本講座に出てきました。その中で、ちょっと発見のあるお話が…
欧米の物語にはよく、表紙を開いたところに「私を支えてくれた夫に」とか「愛する娘たち、ジェーンとエミリーに」とか「最愛の妻アリスにささげる」とか、献辞がありますよね。
あの有名な絵本『三びきのやぎのがらがらどん』にも献辞があって、「アン・キャロル・ムーアとトロルに」と書いてあるというのです。私は今まで気が付かなかったので、家に帰って絵本を見たけど、そんなものはありません。で、子供の持っていた英語版を見ると、ちゃんと書いてありました。翻訳出版するときに省いちゃったんですね。
アン・キャロル・ムーアという方は、ニューヨークの図書館の児童室創設に携わった、有名な図書館員だそうです。で、その方とトロルに、マーシャ・ブラウンはこの本をささげたんですね。

次のモモは、やっと行けます! きなこさんの追記の関連本も持っていきますね。楽しみです。
 

走れよメロス面白かった!

 投稿者:YOH  投稿日:2018年12月 2日(日)21時58分7秒
  きなこちゃんの追記の中学生の『走れメロス』の数学的分析面白かったです。
太宰治氏も、まさかこのようにメロスの走る速度を分析されるとは思いもしなかったでしょうね。
 

11月「走れメロス」

 投稿者:きなこ  投稿日:2018年12月 2日(日)16時17分9秒
編集済
  今回の「走れメロス」について、どんな話になったか簡単にまとめたいと思います。
まず、皆さんが口を揃えて仰ったのは「こんな話だったっけ?」でした。
教科書で読んだのとも違うような気がするのは、教科書に載せるために原文を編集したのだろうか?という話にもなりました。

私が今回の参考になればと追加で借りたのは、森見登美彦さんの「新釈 走れメロス」と「森見登美彦編 奇想と微笑」です。
新釈走れメロスは、森見さんが走れメロスを大胆に解釈し、大枠は原作に則っているものの全然違うお話を書いています。
奇想と微笑は、太宰作品の中から森見さんが選んだ短編集。
どちらも、くすくすどころでなく「あほだな~」と声を上げて笑うような作品が多く意外でした。
太宰治といえば、暗い…堅苦しい…というような先入観があったのかもしれません。

それから、もう一度原文を読むと走れメロスの印象が変わり 、メロスに「いや、そんなことしてないで早く走んなさいよ!」
そんな風にツッコミつつ読んだりし、ああ…こんなに面白かったんだ!と感じました。
豪胆だったと思えば、小心者になったり、呑気に寝たり、後悔したり、コロコロと内面の変わる様は結局自分自身と同じで
そういった人間臭さが表れているところに、とても好感がもてました。
もっと自由に楽しんで良いんだよ!ということを森見さんの解釈から感じ
教科書の文章=お勉強 だけになってしまうのはもったいないことだと思いました。

さて、そんな訳で来月のモモは12月25日「お伽草子」太宰治 著でいくことになりました。
クリスマスに全く関係無いですね!!お楽しみに!

追記:走れメロスをネットで調べてたらこんなものも見つけました。これはこれで新たな解釈?
   http://quiizu.com/archives/46237

http://

 

走れメロス

 投稿者:YOH  投稿日:2018年11月25日(日)11時35分26秒
  『走れメロス』は何回も読んだはずだし、17年前には息子の学芸会の衣装係になって、登場人物と濁流などの人以外のものの衣装なども考えて他のお母さんや子どもたちと衣装と小道具を作ったので、細部に渡って覚えているはずでした。
が、読み返してみると、うろ覚えなところが多々ありました。
でも、最後まで一気にグイグイと引っ張られるように読み進められる文章力はさすがです。
単純にメロスになって走りに走って疲労困憊してしまいました。
太宰治のぼんやりとしたイメージでは、何かこの作品だけが真っ直ぐな感じで作風が違う気がしていたのですが、他の短編を読んでいると、人間らしい迷いや個々の性格の歪みとともに、ふっと素直な人間性がサラッと描き出されたりしていて、違和感がなくなりました。

私はちくま文庫の太宰治全集で読んだのですが、『走れメロス』についての解説を抜粋して転載しておきます。

解題 関井光男氏
「走れメロス」
昭和15年5月1日発行の『新潮』の創作欄に発表された。
河出書房刊『女の決闘』に初めて収録され、のち新潮社刊『富嶽百景』に再録される。
なお、作者没後の刊本であるが、文芸春秋選書4『水仙』(昭和23年7月20日)に収録の際、
本巻325頁の「花婿は揉み手して、てれていた。メロスは笑って村人たちにも会釈して、宴席から立ち去り、羊小屋にもぐり込んで、死んだように深く眠った。」が削除されたほか、数箇所にわたり語句が改められている。
 

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